発明にいたるまで

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特許スクエアパネル工法

 

「被災者のための仮設住宅をよりもっと快適にしたい」という想いから、このアイデアは生まれました。


「住みやすさ とは? 

  代表の海野は、30数年前に青年海外協力隊員として任地アフリカ南部ザンビア共和国、ザンビア工科大学で、学生と共にローコスト住宅の研究開発に携わっていました。しかし、2011年、東日本大震災で概念が変わりました。災害仮設住宅の問題を目の当たりにしたからです。

 日本の災害は近年激甚化しています。被災者を守る空間は心落ち着く空間でなければなりません。住んでいた家を失うと挫折感と不安感は高まります。だからこそ避難住宅は、被災者にとって快適な毎日を過ごせる快適な居住空間であるべきと考えます。



「スクエアパネル」の考案

  単に安い住宅ではなく、誰もが簡単に施工でき、衛生的で快適な居住空間を作り、また復興後も産業廃棄物にならないエコロジーな木製建築資材「スクエアパネル」を開発しました。

 結果的に「AFFORDABLE HOUSING」や国連が提唱するSDGsの考え方にもマッチした持続的で快適な建築資材となりました。



「スクエアパネル工法」 とは?

 スクエアパネルは、弊社が建築資材として考案したもので、運びやすく省コストな建材です。スクエアパネルは、荷物を運ぶ物流として使われる木製パレット(T11W)の規格サイズと同じです。

 スクエアパネル自体を組み立てることにより屋根、床、壁ができあがります。スクエアパネル同士をインパクトドライバーを使い、5種類の日本の伝統軸組金物で組み立てる工法です。